平成17年度 国立赤城青年の家主催事業
あかぎボランティアセミナー参加申し込み

平成17年7月27日(水)〜28日(木)に主催事業「あかぎボランティア・プロジェクト研修」が実施されました。事業の様子やプログラムの模様について御報告いたします。
 7月27日午前
 最初の研修では,全国アートNPOフォーラム前橋実行委員会代表の小見純一氏(フリッツ・アートセンター代表)を講師に迎え,「事業の企画・事業への参画について」というテーマで講義をしていただきました。豊富な経験と実践をふまえながら,今進めている自らの企画案を材料にして,企画とは何か,どのように企画を進めるかなどを話してくださいました。また,様々な事業へのボランティアとしてのかかわり方にも触れたり,なぜ表現するのかと問いかけたりするなど,参加者にとっては大変刺激的で,何かを企てようとする意欲を駆り立てられるような内容でした。
  
 7月27日午前〜7月28日午後
 赤城青年の家の事業について職員から説明を受けた後,平成16年度「あかぎ芸術フェスティバル」実行委員であった村上和嗣氏を講師として,事業の企画案を作成し評価するというワークショップを行いました。赤城青年の家という場所(空間)を企画のベースに設定しましたが,ほとんどの参加者が未経験の研修内容であったため,初めは思うように話し合いが進みませんでした。しかし,村上講師の巧みなファシリテーションと参加者同士の交流が進むに従って,徐々に様々なアイデアが飛び交い,現実的な企画案にするために活発な意見交換が行われるようになりました。グループごとに作成された企画案の名称及び全員で決めた評価の観点を以下に示します。 
 【企画案(分野と名称)】
 1 ものづくり分野での企画案 自然ふれあい探検隊
 2 福祉分野での企画案 パチルマキャンプ(障害者ファミリーキャンプ)
 3 環境分野での企画案 ネイチャーキャンプ(身近な自然と握手しよう)
 4 フィールドを生かした企画案 親子でつくる夏休み
 5 あかぎ芸術フェスティバルでの企画案 竹とうどんと焼きまんじゅう
 【みんなで決めた評価表
 1 「赤城」を生かしているか。
 2 安全性が保たれているか。
 3 参加者が納得できる費用かどうか。
 4 分かりやすく魅力のある広報であるかどうか。
 5 開催時期と時間配分は適切かどうか。
 6 参加者が学びと楽しさを得られるプログラムかどうか。
 7 適切な指導者が確保できているかどうか。
 8 様々な視点で配慮がなされているか。
 9 事前準備が適切に整っていたかどうか。
 10 目的が明確で,それを達成できる内容かどうか。
 村上講師からは,立案のポイントや意見のまとめ方など,企画を進める上でのたくさんのヒントをいただきました。
  
参加者からは「難しかったがいい経験になった」「自分たちが立てた企画を実現してみたい」などという感想をいただきました。
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