平成18年度 国立赤城青少年交流の家企画事業

コミュニケーション ワークショップ
〜「ことば」の達人に学ぶ〜

国立赤城青少年交流の家では,10月21日(土)〜22日(日)の1泊2日の日程で,企画事業「コミュニケーション ワークショップ〜『ことば』の達人に学ぶ〜」を開催しました。 
この事業は,複雑化する社会環境の中で生活する人々のコミュニケーション手段において,欠くことのできない「ことば」の様々な表現方法や伝達の手法を体験学習法(ワークショップ)を軸にして学び,コミュニケーショントレーニングの機会となるように実施したもので,関東近県から遠くは広島県までの学生や教師・社会人の方々30名が参加しました。
 
参加者は,相手の人格や考え方を尊重しながらの「伝え合い」を中心に学び,「国語力のためのシアターゲーム」「脳トレーニング」「野外散策と川柳づくり」「朗読と音楽のライブやナレーション(朗読)体験」「うまい『しゃべり』の基本術」など,目的と場に応じて「効果的に発表・提示する力」を身につける指導を受けました。

 
10月21日(土)
講座は,“聞く”“話す”といった音声言語分野と“読む”“書く”といった文字言語分野の「ことば」の特性全般に及ぶ内容で,講師は,文化庁国語調査官,脳科学者,川柳作家,ナレーター,アナウンサーなど多彩な顔ぶれでした。
文化庁文化部国語課
国語調査官 

鈴木仁也 氏
諏訪東京理科大学
脳システム論 教授

篠原菊紀 氏
川柳作家

やすみりえ 氏
パーソナリティー
ナレーター

松浦このみ 氏
    アナウンサー

  志生野温夫 氏
10月21日(土)
講  座  1
講  座  1
講  座  1
講  座  1
シアターゲーム
「おはようございます」の言い方だけで伝わること
脳トレーニング
コミュニケーションと脳の意外な関係。前頭葉を鍛えるには…
川柳入門
川柳ってなあに?かくれんぼ川柳をやってみよう
心をこめた朗読体験T
音楽と朗読の美しいコラボレーションに引き込まれて
10月21日(土)
講  座  1
講  座  1
講  座  1
講  座  1
川柳実作・楽しく作ろう!
野外散策をして句の材料を集める。できた作品の発表会も
心をこめた朗読体験U
グループごとに練習をして,プロに一人一人講評を受ける
超 話術
プロが教えるうまい「しゃべり」の基本とは…
参加者全員に修了証が手渡される。二日間で親睦を深めた参加者たち
「ことば」の様々な表現方法の学びをとおして,参加者のみなさんは「ことば」のもつ意味をあらためて見直し,日常生活に結びつけることの大切さと「心」のコミュニケーションを実感しました。
“この事業に参加して,あなたが「持ち帰りたい」と思ったことは?”の質問に,「この二日間で知り得たこと全てとここでの出会いの感動」,「相手を思いやる心と自分自身を見つめ直す術」,「『ことば』の贈り物。『ありがとう』」と答えていました。