国際サマーキャンプ2006

 8月21日(月)より24日(木)の3泊4日、群馬県教育委員会との共催企画事業「国際サマーキャンプ」が行われました。

 この事業は、参加者同士や外国語指導助手(A.L.T.)との交流を深め、異文化理解・国際理解教育の推進を図るものです。高校生64名、A.L.T.19名、日本人英語教師12名の合計95名が参加しました。

 開会式以降は、プログラム中はすべて英語、諸連絡も英語。参加した高校生たちは、英語を聞き取らないといけないという意識が高まりました。これは、留学し現地校に初めて登校した日本人の心境に近いものがあります。そのためか、最初は、緊張した面持ちの参加者が目立ちました。そして、英語を用いたゲームやインタビューなどの活動で徐々に和やかな雰囲気となっていきました。しかし、1日目の活動が終わると緊張が解け、疲れてぐったりする高校生の参加者も多くいました。

 2日、3日と時間が過ぎる内に、休み時間にラウンジなどで高校生とA.L.T.たちとが談笑する姿が次第に増えてきました。
 また、A.L.T.や日本人教師の前では、高校生同士でも英語で話そうとする者も増えてきました。

 最終日の夜に行うキャンプファイヤーにむけ、スタンツの練習を積み重ねる中でも、自分のアイディアや意見をA.L.T.だけでなく日本人に対しても英語で伝えることが多くなりました。

 参加した高校生に聞いてみると、「日本語を聞いても英語のように聞こえる。」とのことでした。

 「リスニング・スピーキング活動」や「スピーチプラクティス」などのセミナー形式の活動、「英語ウォークラリー」などのゲーム、「グループ・プレゼンテーション」「キャンプファイヤーのスタンツ」などのグループ活動、「スピーチコンテスト」などの個人活動などなど。
 これらの英語をベースにした活動で、各国から来たA.L.T.の人柄にふれることをとおして、日本とは違う他国の振る舞い方や文化を垣間見たようでした。生徒たちは、「恥ずかしがらずに思ったことは単語でも何でも言ってみることが大切。」とか、「英語を使うのが気楽にできるようになった。活動を通して文化の違いを学んだ。」などと感じたようでした。

 最終日、高校生たちはALTたちに見送られ名残惜しそうに手を振りながらバスに乗って帰って行きました。高校生たちはアンケートに次のような感想を残していきました。
「良い出会いがたくさんあって、さらに夢への道が新たに開かれた。最初はしゃべれなくて気が重かったけど参加して本当に良かったと思う。」
「A.L.T.の紹介やキャンプファイヤーのこと…色々考えることがあって忙しかったけど、友達と協力することなど、色々なことを学べてよかった。英語が前よりも好きになった。」
「最初は緊張とか不安によってなかなか積極的に活動に取り組めなかったけれど時間を重ねていく内に、だんだんとなれて友達も増え普段の生活では体験できない英語だけの環境に触れることができとても良い経験になった。」
「とにかく楽しかったです。過ごしやすい所でした。来年もぜひ参加したいと思っています。期間を長くできませんか?1週間くらい。」
「英語をもっと勉強して将来の夢をかなえたい。」

A.L.T.に質問

休み時間
(ラウンジにて雑談)

休み時間
(A.L.T.による空手の紹介)

プ ロ グ ラ ム よ り

キャンプファイヤー

スピーチコンテスト

バスに向かって…

高校生の乗ったバス出発