平成18年度 国立赤城青少年交流の家企画事業あかぎボランティアセミナー<実施報告>
国立赤城青少年交流の家では,5月27日(土)〜28日(日)の1泊2日の日程で,企画事業「あかぎボランティアセミナー」を実施しました。この事業は,ボランティア活動に関心を持っている社会人・学生・高校生等を対象に,ボランティアの意義や課題を認識するとともに,青少年教育施設におけるボランティアの実施体験や情報交換を通じてボランティア活動の充実を図ることを目的として実施されたもので,関東近県から63名の参加がありました。
5月27日(土)
【開講式】 開講式では,赤城青少年交流の家の橋川廣司所長より,「本セミナーにおいては,ボランティアの意義や楽しさを学んでいただくとともに,同じ志を持つ仲間と情報の交換や交流を深め,今後,各地におけるボランティア活動に生かしていただきたい。」と挨拶がありました。
実習1 講師の廣瀬隆人氏(宇都宮大学教授)による実習では,参加者が自分自身について,そしてボランティア観について見つめ直し,ボランティア活動をする際に必要なスキル等についてワークショップ形式で学びました。
実習2 ボランティアスタッフによる実習では,国立赤城青少年交流の家でのボランティア活動報告や,アイスブレイク(親睦を深めるための導入の活動)を中心とした活動の紹介など,参加者の交流を深めるプログラムとなりました。
5月27日(土)
実習2 救急救命実習では,前橋市消防本部北消防署白川分署第一小隊の隊員の方々より,普通救急救命講習T(人工呼吸法や心肺蘇生法等)の内容を学び,生命尊重とボランティア活動との関わりについて理解を深めました。また,参加者全員に,救命技能を有する認定証「普通救命講習修了証」が授与されました。
実習2 国立赤城青少年交流の家事業推進課の橋本利雄課長による講話では,「これからの社会教育施設とボランティア」をテーマに,ボランティア活動の現状とボランティアの「おもい」を「力」に変える役割を担う社会教育施設について理解を深めました。
実習2 「ふりかえり・まとめ」の実習では,セミナーを終えて自分の「おもい」がどう変化したか,何を得ることができたか,ボランティアに必要なことは何かをふりかえりました。そして,セミナーで出会った参加者が,互いに短いメッセージカードを取り交わし,全員が夜9時開封の約束をして全実習を閉じました。
【開講式】 閉校式では,国立赤城青少年交流の家事業推進課橋本利雄課長より,「あかぎボランティアセミナーをきっかけにして,今後もボランティア活動に関心をもち,是非,赤城の施設のボランティアとして活躍していただきたい。」との挨拶がありました。その後,セミナー修了証授与・ボランティアスタッフ全員による挨拶があり,二日間の日程が終了しました。
参加者の方から,「たくさんの人との交流がとても楽しかった」,「内容の濃いプログラムから得たことを,少しでも日常に持ち帰って頑張りたい」,「このセミナーで学んだことを地域活動や青少年教育活動に取り入れたい」など,セミナーでの成果が大変多く聞かれました。