実施報告書
指導に活きるAAPセミナー
平成20年4月25日(金)〜27日(日)
4月25日(金)から2泊3日の日程で「指導に活きるAAP(あかぎアドベンチャープログラム)セミナー」を開催しました。関東のみならず山形、新潟、長野、静岡、岐阜県から参加された21名の学校関係者や社会教育に関わる方々に、「AAP」の中からプロジェクトアドベンチャーについて学んでもらいました。今回のセミナーは、「AAP」の中級編であり、プロジェクトアドベンチャーを既に体験した方を対象とした、ファシリテーションに視点を当てた内容となりました。
平日からの開催となった第1日目は、午後7時からの開講式の後に講師によるアイスブレイクの体験から始まりました。集った仲間同士の気持ちをリラックス活動の中にも、積極的な質問なども見られました。実体験の中にちりばめられた小講義では、児童や生徒の立場に立って「呼ばれたい名前を大切にする」などの、ファシリテーターとして姿勢を学ぶことができました。
第2日目は、屋外に出てロープスコース(アドベンチャー体験施設)を使う機会もありました。あいにくの雨となりましたが、雨具を着て横たわる電柱上での並び替えは、真剣そのもので、安全についての注意点も十分に会得することができたようです。
第3日目の外での活動の締めくくりは、4メートル近い壁を超える「大脱走」への挑戦となりました。決められた時間内での全参加者の壁越えは成りませんでしたが、「勇気ある撤退」を決断する際に感じた葛藤は、指導の場におけるファシリテーターのスキルをアップさせる糧となったに違いありません。
3日間をふりかえっての参加者の声には、
○環境設定が重要であり、失敗できる仲間作りをしていきたい。
○「チャレンジバイチョイス」について自らの体験を指導の場に活かしていきたい。
○自分たちがもっと学ぶことが、子供たちに活きると思う。
などの、次につながる感想が聞こえてきました。
アイスブレイク「クイックラインナップ」
☆言葉をつかわず並び直しました。
アイスブレイク「名刺交換」
☆名刺を交換しながら知り合いました。「進化論」
☆鳥から象へ・・・・・むんなで決めた進化論をたどりました。「電柱でござる」
☆雨の中、電柱上で並び替えました。「トラフィックジャム」
☆交通渋滞を話し合いで解消しました。「大脱走」
☆一人はみんなのために、みんなは一人のために。「充実」
☆信頼を感じた顔です。