ムササビの食べ跡(ヤマザクラの葉)
ムササビは主に木の実や葉などを食べる草食性の動物です。赤城青年の家付近には,彼らのすみかとなる樹洞があまりありませんが,高木に自分で巣をかけたり,人工物を利用したりして生息しているようです。上のヤマザクラの葉は,彼らの食べ跡です。葉を二つ折りにしてかじるので,このような対称形になります。さらに,すべてを食べ尽くすのではなくて,半分ほど食べると捨ててしまう贅沢な食べ方をしています。木の花や実でもそうなので,もしかすると,植物の次の世代を残して,自分たちの食糧を確保しようとする本能なのかもしれません。